設備と品質管理
Mセラミック工房では、すべての補綴物において「基本・安心・根拠」の3要件を満たす品質基準を設け、明確な保証体制のもとで製作しています。
医院・技工士・患者の三者が安心して臨床に臨めるよう、再現性のある品質と透明な対応をお約束します。
品質への取り組み
私たちは、理念ページで掲げる「高品質の普及」を実現するために、製作工程のすべてに明確な品質基準を設定しています。
技術的な正確性だけでなく、使用する材料や作業環境、最終仕上げまで一貫して“歯科医療の信頼を支える品質”を目指しています。
デジタル製作体制
Mセラミック工房では、ほぼすべての補綴物をデジタルワークフローで設計・製作しています。
多くの基本工程をデジタル化することで、再現性と効率性を両立し、全国の医院様に同一クオリティの補綴物をお届けしています。
スキャン(読み取り工程)
ラボ用スキャナーの他、口腔内スキャナーも導入しています。
・3Dラボスキャナー『inEos-X5』
5軸連結式アームと広いスキャンエリアで高精度のスキャニングが可能。
スキャンデータはSTLファイルに書き出せるので他のシステムで再編集できます。
・口腔内スキャナー『Aoralscan3』
深い被写界深度と、ハイスピードスキャンで、未分割模型のスキャンも可能に。
設計(CAD工程)
・セレックソフトウェアinLab
デンツプライシロナ社のラボ用CADソフト。
STLやPLYはもちろん、セレックオリジナルのDXDファイルも編集可能。
・アトランティスVADソフトウェア
デンツプライシロナ社のマシニングセンター『アトランティス』にて、カスタムアバットメントを設計。
加工(CAM工程)
・ミリングマシン『inEos-X5』
5軸制御のパワフルかつ正確なミリングマシンで、歯科技工物の種類に応じてウェットミリング(注水式加工)とドライミリング(乾式加工)の両方が行えます。ほぼ全ての歯科用マテリアルに対応。
・医療用3Dプリンター
作業模型や試適用プロトタイプを造形。
模型レス環境でも高精度な検証を可能にし、スピーディな納品を支えます。
品質管理とトレーサビリティ
全製作データを保存・管理し、再製や修正にも迅速に対応できる体制を整えています。
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すべての補綴物をデータベース化し、使用材料・設計データ・焼成条件などを記録。
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納品後も製作条件をトレース可能で、再製作時も同一条件で再現。
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フィードバックシートにより、品質向上を実現しています。
感染症対策と安全管理
衛生的な製作環境を維持することも品質管理の一部と考え、スタンダードプリコーションを実施しています。
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印象体・模型の受入時はすべて消毒を徹底。
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作業机・機材の定期消毒、個人防護具の着用を標準化。
詳しくは『Mセラミック工房の感染症対策』をご参照ください。
保証と納品
全ての歯科技工物には最長2年間の部分保証を行います。
保証範囲などの詳細は、ドリオピテクスメールフォームより、お気軽にお問い合わせください。
セット前の色修正や、再研磨、再グレーズに関しては、『全て無償』で行っております。
(模型の変形、不明瞭な印象、材料の禁忌事項に反する取り扱いが原因となるケースは、保証の対象外となりますので、予めご了承ください)
福岡市博多区、中央区、南区、粕屋郡志免町、宇美町、須恵町への集配は、エムセラスタッフが直接伺いサポート致します。
その他郵送が必要な地域につきましては、セラミック製品の無償色修正に関しても、送料の片道分をご負担願います。
シェードテイクをご依頼の場合は、集配可能な地域に限り、Mセラミック工房の担当スタッフが直接伺いサポート致します。
Mセラミック工房のシェードテイクは、ツインストロボのデジタル一眼レフカメラと、オリンパスクリスタルアイを持ち込んで撮影致します。
(立ち合いシェードテイクには、技工料金と別途出張撮影費用が発生します)
歯科技工物の製作過程などの写真提供には、可能な限り対応致しますので、お気軽にご相談ください。


