形成量の確認に必須の『ナビゲージ』
補綴治療において支台歯形成は、補綴物のクオリティと予後を左右する極めて重要なステップです。
なかでも、咬合面や隣接面のクリアランス量を確保できているかどうかは、修復物の厚み・強度・審美性に直結します。
しかし臨床の現場では、形成時に「目視」や「勘」に頼ってしまい、結果として不十分または過剰な形成量になってしまうことが少なくありません。
その問題を解決するのが、形成量を客観的に測定できる専用ツール 『ナビゲージ』 です。
目視だけでは誤差が生まれる
次の図で示すAとBは、それぞれ同じ大きさ、形、長さをしていますが、肉眼では異なって見えます。
日常的に形成を行っている歯科医師であっても、口腔内では形態の複雑さや視覚的な錯覚により、クリアランスの正確な把握は難しい場面があります。
-
視覚だけでは0.5mmと1.0mmの差を見分けにくい
-
部位や角度により、確認が曖昧になりやすい
-
結果として「薄すぎて破折しやすい補綴物」や「過剰形成による歯質削除量の増大」が起こる
つまり、経験豊富な歯科医師であっても、目視確認だけでは臨床リスクを完全には避けられないのです。
『ナビゲージ』とは
『ナビゲージ』は、球状の先端を持つ計測器具で、支台歯形成後に咬合面や隣接面に挿入することで、客観的に形成量を測定できます。
-
Φ1.0mm(赤):金属修復や最小限の形成量確認に
-
Φ1.5mm(黄):フルジルコニアや高強度セラミック修復に適した厚みに
-
Φ2.0mm(青):ハイブリッドレジンやその他メタルフリー技工のための十分な厚みに
色分けされているため、直感的に補綴物の要求厚さと照合できるのも大きな特長です。
臨床で得られるメリット
『ナビゲージ』を導入することで、次のようなメリットが得られます。
-
補綴物の破折を予防
十分な厚みを確保し、修復物の長期的安定性を高めます。 -
審美性の向上
セラミック修復では厚み不足が色調や透過性に影響します。適正形成により、天然歯に近い美しい仕上がりに。 -
歯質保存
必要以上の削除を防ぐことで、歯髄や歯質を守ります。 -
教育・指導にも有用
形成量を可視化できるため、研修医や若手歯科医師の指導にも最適です。
なぜ今『ナビゲージ』が選ばれるのか
近年、セラミックやジルコニアといった材料は進化を遂げています。
しかし、その性能を最大限に引き出すには、材料に応じた適正な形成量の確保が前提です。
また近年は、IOS(口腔内スキャナー)の普及により、形成量を数値として「見える化」することが可能になりました。
形成量を客観的に測定できることは大きな進歩ですが、臨床では次の課題も残されています。
-
IOSの数値確認は「スキャン後」であるため、形成中にその場で直ちに修正できない
-
数値として把握できても、実際の手指感覚や器具でのフィードバックが不足する
-
チェアタイムの制約上、都度スキャンして確認するのは現実的でない
この点で『ナビゲージ』は、IOSでの数値化を補完するアナログ的アプローチとして真価を発揮します。
形成中に即座に「1.0mm / 1.5mm / 2.0mm」の厚みを確認できるため、デジタルの客観性とアナログのリアルタイム性を両立できるのです。
つまり、IOSを使う先生にこそ『ナビゲージ』は必須。
デジタルとアナログを組み合わせることで、形成精度をさらに一段階高めることが可能になります。
まとめ:形成精度をネクストレベルへ
支台歯形成における最大の課題は、形成量を「正確に」把握できないことです。
『ナビゲージ』はその課題を解決し、わずかな確認作業で臨床の信頼性を大幅に向上させる実用的なソリューションです。
補綴の成功率を高め、患者に安心と満足を提供するために。
次の形成から、『ナビゲージ』を取り入れてみませんか?
LINE公式にて『IOSの補綴戦略』を無料プレゼント中!
ドリオピテクスショップで使える特別なクーポンもGETできます。
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。